第16回琉球古典音楽安冨祖流小・中校生コンクールの申込期間が6月1日(木)~7月2日(日)の日程で開始されました。
安冨祖流所属の各師匠、会員から指導を受けている小・中校生の皆さんが対象となります。多くの皆さまのご応募をお待ちしております。
第16回琉球古典音楽安冨祖流小・中校生コンクール
審査日時:令和5年7月23日(日) 午後1時~午後5時(時間は予定)
審査会場:浦添市産業支援センター「結の街」
申込期間:令和5年6月1日(木)~令和5年7月2日(日)必着
申込書提出先:〒900-0002 沖縄県那覇市曙1-15-11-502
琉球古典音楽安冨祖流絃聲会 会長 照喜名進 宛て
(お問い合わせ先)
琉球古典音楽安冨祖流絃聲会 事務局長 大城清順
電 話:090-7466-1367
Mail:spdr67e9@gmail.com
令和5年6月4日(日)午前、沖縄県立博物館・美術館講座室において令和5年度師範・教師研修会が開催されました。
研修会では、当会師範で芸術博士の新城亘氏を講師にお招きし、「安冨祖正元の年譜と履歴」と題して講演が行われました。講演では、さまざまな文献資料を根拠に安冨祖正元の功績について紹介され、音楽家としての一面以外にも、首里王府において様々な要職で活躍されたことが紹介されました。また、安冨祖流音楽の伝承には安冨祖正元の二男、安富祖正敷(あふそせいふ)が深く関わったことも紹介され、安冨祖流音楽の始祖について見識を深める時間となりました。
また、会場から質問として「安冨祖流」の「冨」は「富」ではないのかという疑問が投げかけられました。
この疑問に対して、当会師範で安冨祖正元の子孫にあたる安冨祖忠章さんから、安冨祖正元は王府時代、恩納間切安富祖村の地頭職に就いたことから安富祖を名乗るようになっている。そのことから考えると本来は安富祖とすることが妥当だと考えるが、廃藩置県後の戸籍制度導入の際に「安冨祖」として登録がされ、現在に至っていることが報告されました。
琉球古典音楽安冨祖流絃聲会は会員の皆様へ年会費2,000円の納入をお願いしております。
令和5年度分をはじめ、過年度未納分も含めて納入をお願いいたします。
納入は原則、口座振込をお願いしております。当会には複数の預金口座がございます。くれぐれも年会費納入用として指定されている口座をご確認の上、お間違いの無いようお振込をお願いいたします。
ゆうちゅ銀行
(他行からゆうちょ銀行へ振込む場合)
店名 七〇八
店番 708
口座番号 1626471
口座名義 リュウキュウコテンオンガクアフソリュウゲンセイカイ
(ゆうちょ銀行間の振込みの場合)
記号 17070
番号 16264711
口座名義 リュウキュウコテンオンガクアフソリュウゲンセイカイ
琉球銀行
店番号 201
口座番号 606857
口座名義 安冨祖流絃声会(アフソリュウゲンセイカイ)
琉球古典音楽安冨祖流絃聲会(会長 照喜名進)は、4月30日(日)に令和5年度例祭、定期総会を開催いたしました。
午前10時から那覇市の旧県立博物館敷地内にある楽祖之碑・宮里春行道翁之像前広場には、新教師・師範免許審査に合格した皆さんと役員関係者が集まり、例祭が執り行われました。例祭では人間国宝の西江喜春相談役より祝詞奏上が行われ、新師範・教師が誕生したことを報告し、会のますますの発展を見守って下さいと先達に向けて手を合わせました。
楽祖之碑は土台のひび割れや汚れなど劣化見られましたが、このたび大幅な補修を行ないました。建立より半世紀以上の時を経て真新しい姿になった碑を前に、参加者は清々しい気持ちで「かぎやで風節、ぢゃんな節、大兼久節」を献奏しました。
続いて午後1時からは浦添市産業支援センター結の街において定期総会が開催されました。
総会は花城英樹副会長のあいさつで開会しました。続く照喜名進会長は「昨年は宮里春行賞受賞者顕彰公演、世界のウチナーンチュ大会、美ら島沖縄文化祭、創立95周年記念公演と大変忙しい1年でしたが、会員の皆さまのご協力のお蔭ですべて大盛会に終えることができた。」と感謝の言葉を述べられました。
総会では令和4年度の活動報告、収支決算報告、審議事項として令和5年度活動計画および予算案が審議され、満場一致で承認されました。
また平田邦夫事務局長の退任と浦添支部長の交代に伴い、新事務局長として大城清順さん、新浦添支部長に通事彰さんに対して会長より委嘱状が交付されました。
その他、地謡研修部第7期箏曲研修生への研修修了証の交付と、新師範・教師免許状の授与が滞りなく執り行われ、最後は二揚六節を声高らかに斉唱して、渡名喜康広副会長のあいさつで閉会となりました。
安冨祖流絃聲会 組踊、舞踊及び演劇地謡研修部(部長 上原睦三)は、3月19日(日)10時から、浦添市の国立劇場おきなわにおいて今年度最後の地謡研修を実施しました。
組踊「手水の縁」をテーマに立方による唱えに対し、仮名掛けを意識した歌出しについて人間国宝の西江喜春先生から事細かに指導が行われました。
また、今回は第7期箏曲研修生8名が3年の研修期間満了に伴い、最後の研修日となりました。
箏曲研修生の皆様から、指導の西江先生・照喜名進先生に盛花が贈呈され、感謝の意が伝えられました。
上原睦三部長は「コロナの影響もあり、一時は思うような研修が実施できず、皆さんにはご迷惑をお掛けしました。そのような中、安冨祖流95周年記念公演にご出演をいただき、盛り立てて下さいましたことをはじめ、これまでの研修へのご協力に対し心から感謝いたします」と挨拶。
西江先生は「互いに機会を作りながら、安冨祖流との演奏機会も増やしてほしい。今後とも安冨祖流をよろしくお願いします」と激励されました。
第7期箏曲研修生の皆様へは、4月30日(日)13時より浦添市産業支援センター結の街において開催される令和5年度定期総会において修了証が授与されます。
令和5年3月11日(土)、12日(日)の両日、豊見城市社会福祉センター及び同市真玉橋公民館において、安冨祖流絃聲会 令和4年度教師・師範免許審査が行われました。
今回は歌三線教師16名、三線師範3名、笛教師2名、笛師範2名、胡弓教師1名の申込みがあり、それぞれが審査に臨みました。
合格者は以下の通りです。
歌三線教師免許合格者(8名)
受験番号 | 氏 名 | 居住地 |
1 | 赤嶺繁明 | 豊見城市 |
3 | 沼田百合子 | 埼玉県 |
4 | ジェイコブ ウィルソン | 北谷町 |
5 | 上原良太 | 那覇市 |
7 | 潮平 剛 | 宜野湾市 |
11 | 羽地奏絵 | 糸満市 |
12 | 中島由美 | 東京都 |
16 | 本堂ジェイソンただあき | アメリカ合衆国 ハワイ州 |
歌三線師範免許合格者(2名)
受験番号 | 氏 名 | 居住地 |
1 | 比嘉誠伍 | 浦添市 |
3 | 石垣正代 | 那覇市 |
笛教師免許合格者(2名)
受験番号 | 氏 名 | 居住地 |
1 | 小笠原千裕 | 那覇市 |
2 | 長間京子 | 埼玉県 |
笛師範免許合格者(2名)
受験番号 | 氏 名 | 居住地 |
1 | 山城 健 | 石垣市 |
2 | 丹羽亜希子 | 那覇市 |
胡弓教師免許合格者(1名)
受験番号 | 氏 名 | 居住地 |
1 | 唐木麻子 | 那覇市 |
合格者の皆様は、令和5年4月30日(日)10時より楽祖の碑(那覇市与儀公園、旧県立博物館敷地内)において例祭を行ない、同日13時から浦添市産業支援センター結の街で行われる令和5年度定期総会において免許状が授与されます。万難を排してご出席をお願いいたします。
日本の伝統ある劇場芸能を振興し、文化、芸能の保存および向上に寄与することを目的に創設された松尾芸能賞の受賞者が13日発表され、沖縄県内から琉球古典音楽安冨祖流絃聲会師範の田渕愛子さん(44)が琉球音楽部門の新人賞に選ばれました。
沖縄県内からの松尾芸能賞受賞は1983年の照喜名朝一さん(特別賞)、2003年の佐藤太圭子さん(優秀賞)、2018年の嘉数道彦さん(新人賞)に続き4人目で、琉球音楽部門では初の受賞となります。
(第44回松尾芸能賞 選定理由:財団HPより)
2022年11月、第3回琉球古典音楽独演会で古典のなかの古典ともいわれる大曲にして難曲の昔節「首里節」や大昔節「昔蝶節」等に水準の技量をよく発揮し、琉球歌三線の魅力と醍醐味を豊かに表現した。岡山県の出身で琉球方言には無縁で育ったが、琉球古典音楽安冨祖流の妙手 照喜名朝一(人間国宝)に師事し、稽古と精進により琉歌古典語の高度の音楽表現者たり得ること実証した。
令和5年2月11日(土)、那覇市の琉球新報ホールにおいて第7回おきなわ伝統芸能「若衆芸術祭」(1日目/全2日間)が開催されました。「若衆芸術祭」は沖縄伝統芸能の正しい保存・継承・人材育成、底辺拡大を目的に、琉球古典芸能コンクール新人賞と並ぶ若手実演家の登竜門として位置づけられ、中学2年生以下を対象に実施されています。
今回は安冨祖流所属の研究所より3名のこども達が審査に臨み、最高得点者に授与される県知事賞(音楽部門)に平木澄恵研究所の杵鞭佐和さん(埼玉県)、3位得点者に授与される新報社長賞(音楽部門)に平木澄恵研究所の杵鞭とわさん(埼玉県)の姉妹が受賞、また4位得点者に授与される若衆大賞(音楽部門)を砂川昌徹研究所の大谷琉仁さん(北海道)が受賞し、安冨祖流より参加した3名それぞれが上位高得点の成績を収める快挙となりました。
受賞名 | 氏名(在住地) | 所属研究所 |
県知事賞 | 杵鞭佐和(埼玉県) | 平木澄恵研究所 |
新報社長賞 | 杵鞭とわ(埼玉県) | 平木澄恵研究所 |
若衆大賞 | 大谷琉仁(北海道) | 砂川昌徹研究所 |
令和4年度琉球古典音楽安冨祖流絃聲会合同祝賀会が令和5年1月25日(水)19時から、那覇市のマリエールオークパインにて開催されました。
コロナ禍の影響でじつに6年ぶりの開催となりましたが、当日は約90名の会員が出席し、受賞されました先生方の功績を讃えました。
今回は令和4年度春の叙勲において旭日双光章を授与された当会相談役の玉城正治先生、国指定重要無形文化財「琉球舞踊保持者(総合認定)」に認定された川平賀道先生(胡弓)、宮城英夫先生(笛)、照喜名朝國先生(三線)、花城英樹先生(三線)の5名の先生方がひな壇に上がり、出席者から祝福を受けられました。宮城英夫先生は「組踊」においても保持者認定となりダブル認定のお祝いとなりました。
幕開けは、受賞した先生方の門下生を中心に「かぎやで風節」などが演奏され、続く上地正隆副会長のあいさつにて開会。あいさつに立った照喜名進会長は「コロナ禍で計画が3度も中止を余儀なくされ、6年ぶりの開催となりました。多くの会員の皆さんとともに、今日の祝賀会が開催できることに感謝申し上げます。ともに先生方の功績を讃え、今日は祝福してまいりましょう。」と感謝の気持ちを述べられました。
来賓の琉球新報社常務取締役広告事業局長の松本剛様、当会顧問で株式会社大興建設取締役会長の宮里辰秀様からはお祝いのごあいさつを頂きました。
当会相談役で人間国宝の西江喜春先生は「安冨祖流の仲間がこんなに集まるのは本当に久しぶりだ。みんなとともに先生方を祝福出来て嬉しい。」と述べ、声高らかにカリー三唱にて乾杯。祝賀会は会員による恒例の余興も準備され、終始賑やかな楽しい時間となりました。
各賞を受賞された先生方のあいさつからは、これまで支えてきてくださった皆様への感謝と同時に、これからもますますの精進を誓い、安冨祖流発展に向けて全身全霊で取り組みたいとの想いを深く感じる言葉が次々と述べられました。
令和4年度師範・教師免許審査を下記の通り実施いたします。
受験者の皆さまは期限内に申請用紙の提出及び、受験料の納付をお願いいたします。
1、申込期間:令和5年1月9日(月)~令和5年2月20日(月)厳守
2、受験料納付期限:令和5年2月20日(月)
指定口座へ受験料(5,000円)の振込をお願いいたします。
①琉球銀行 店番201 口座番号(普通)606857
名義人:安冨祖流絃聲会
アフソリュウゲンセイカイ
②ゆうちょ銀行 記号17070 番号(普通)16264711
名義人:琉球古典音楽安冨祖流絃聲会
リュウキュウコテンオンガクアフソリュウゲンセイカイ
3、審査日程:歌・三線教師 令和5年3月11日(土)13時30分審査開始(予定)
※審査会場は調整中のため、受験者へ別途通知します。
歌・三線師範 令和5年3月12日(日)10時審査開始(予定)
場所:豊見城市真玉橋公民館
笛・胡弓 師範・教師 令和5年3月12日(日)三線師範免許審査終了後
場所:豊見城市真玉橋公民館
4、受験者事前指導:今年度より、受験者事前指導は実施いたしません。
5、審査順位抽選:事務局で抽選して、別途連絡します。
6、申請書送付先:〒900-0002 沖縄県那覇市曙1-15-11-502
琉球古典音楽安冨祖流絃聲会 会長 照喜名 進