令和4年度琉球古典音楽安冨祖流絃聲会合同祝賀会が令和5年1月25日(水)19時から、那覇市のマリエールオークパインにて開催されました。
コロナ禍の影響でじつに6年ぶりの開催となりましたが、当日は約90名の会員が出席し、受賞されました先生方の功績を讃えました。
今回は令和4年度春の叙勲において旭日双光章を授与された当会相談役の玉城正治先生、国指定重要無形文化財「琉球舞踊保持者(総合認定)」に認定された川平賀道先生(胡弓)、宮城英夫先生(笛)、照喜名朝國先生(三線)、花城英樹先生(三線)の5名の先生方がひな壇に上がり、出席者から祝福を受けられました。宮城英夫先生は「組踊」においても保持者認定となりダブル認定のお祝いとなりました。
幕開けは、受賞した先生方の門下生を中心に「かぎやで風節」などが演奏され、続く上地正隆副会長のあいさつにて開会。あいさつに立った照喜名進会長は「コロナ禍で計画が3度も中止を余儀なくされ、6年ぶりの開催となりました。多くの会員の皆さんとともに、今日の祝賀会が開催できることに感謝申し上げます。ともに先生方の功績を讃え、今日は祝福してまいりましょう。」と感謝の気持ちを述べられました。
来賓の琉球新報社常務取締役広告事業局長の松本剛様、当会顧問で株式会社大興建設取締役会長の宮里辰秀様からはお祝いのごあいさつを頂きました。
当会相談役で人間国宝の西江喜春先生は「安冨祖流の仲間がこんなに集まるのは本当に久しぶりだ。みんなとともに先生方を祝福出来て嬉しい。」と述べ、声高らかにカリー三唱にて乾杯。祝賀会は会員による恒例の余興も準備され、終始賑やかな楽しい時間となりました。
各賞を受賞された先生方のあいさつからは、これまで支えてきてくださった皆様への感謝と同時に、これからもますますの精進を誓い、安冨祖流発展に向けて全身全霊で取り組みたいとの想いを深く感じる言葉が次々と述べられました。