ニュース・講演情報

安冨祖流絃聲会(会長、副会長3名)から、平成26年新年のご挨拶を申し上げます。

濱元盛爾会長

新年明けましておめでとうございます。

昨年は、六月に安冨祖流絃聲会創立八十五周年記念公演「精髄の音」を開催したところ、会員の皆様の絶大なる協力の下盛大にとりおこなうことができ、大成功裏に終えることができました。衷心より感謝申し上げます。

琉球古典音楽は、琉球王朝文化の名残りを継続発展させて、今日の私達に心の安寧、社会の穏やか、平和をもたらしています。伝統の三線の音色で世の中の安泰を作らなければなりません。

安冨祖流の音楽は、発声技法や曲節技巧が発達した技巧派の当流であり、その水準の高さを維持して琉球古典音楽の頂点を目指して刻苦努力しなければなりません。特に、師範・教師の皆さんは、先師の残した歌の研究や

書籍の研究をして下さい。歌の音源は、順に金武良仁師、古堅盛保師、宮里春行師のが一般にあります。書籍は、「琉球音楽考」(冨原守清著)、「琉球古典音楽の表層」(大湾清之著)があります。入手困難なものも

ありますが努力して取り寄せて下さい。

今年は午年、しっかりした足取りで稽古の裏づけがなされた安冨祖流の歌、三線を目指して一歩一歩前進しましょう。

皆さまのご多幸をお祈りいたします。

 

 

宮里敏則副会長

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

午年は、万物が活性化し躍動する年といわれています。「組踊」や「琉球舞踊」が国の重要無形文化財に指定された中、古典音楽も新たな視点と世界観を持ち活動を展開する必要があります。

今年の安冨祖流絃聲会は、伝統芸能の新たな地平を求め駿馬のように一年を疾走して参ります。

本年も倍旧のご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

 

照喜名進副会長

輝かしい2014年が明け、皆様には新たな希望を抱きつつ健やかな新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

本年も会員相互の親睦を図りつつ芸能活動を全面的に支援していきたいと思います。

皆様にとりまして実り多き年になりますよう祈念申し上げ新年のご挨拶と致します。

 

 

上地正隆副会長

午年の輝かしい年を迎え、会員皆様が「健康第一」で仕事、歌三線、あらゆる面で駿馬の如く飛躍されます事を

祈念申し上げます。活気あふれる絃聲会活動を目指し会員皆様と共に頑張ます。

本年もご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

 

 

安冨祖流絃聲会師範 西江喜春氏が平成25年度春の叙勲「旭日小授章」を受賞されたことや、安冨祖流絃聲会師範 金城正二氏が沖縄県文化功労者表彰、同 宮城能慎氏及び仲原善光氏が沖縄芸能連盟功労賞を受賞したことから、平成25年12月12日、那覇市古島在のマリエールオークパインにおいて、「平成25年度 安冨祖流合同祝賀会」が開催された。

同祝賀会においては、多数の芸能関係者や弟子がお祝いに駆けつけ、各先生の日頃の芸能活動に対する受賞を全員で祝福した。

 

 

 

 

          

 

式次第                                 受賞者の顔ぶれ

 

 

     

 

顧問・相談役の先生                                幕開け演奏

 

 

     

 

顧問・相談役の先生                                岸本名誉会長 照喜名朝一人間国宝 宮里辰秀顧問

 

 

     

 

宮里敏則副会長 受賞者紹介                         照喜名朝一(人間国宝) 乾杯の音頭

 

 

     

 

仲原善光婦人(左) 宮城能慎婦人(右)

 

 

     

 

 

 

 

     

 

 

 

 

     

 

来賓祝辞 石堂清彦 琉球新報社取締役事業局長            来賓祝辞 宮里辰秀顧問

 

     

 

花束贈呈                                      岸本吉雄名誉会長 祝辞

 

 

     

 

大城助吉相談役 祝辞                             西江喜春 受賞者挨拶

 

 

     

 

金城正ニ 受賞者挨拶                             宮城能慎 受賞者挨拶

 

 

     

 

仲原善光 受賞者挨拶                             万歳三唱

 

 

 

 

上地正隆副会長 閉会挨拶

 

安冨祖流絃聲会平成26年度定期総会までの活動予定が執行部から発表されました。

 

11月

17日(日) 地謡部会研修(舞踊)

19日(火) 県文化功労者表彰・式典

19日(木) 地謡部会研修(組踊)

29日(金) 第48回琉球古典芸能祭

30日(土) 第48回琉球古典芸能祭

 

12月

12日(木) 安冨祖流合同祝賀会

15日(日) 地謡部会研修(舞踊) 国立劇場おきなわ稽古室

17日(火) 地謡部会研修(組踊) 国立劇場おきなわ稽古室

 

2014年1月

6日(月) 年始回り挨拶                    各マスコミ

8日(水) 歌い初め・舞い初め華舞台        県立武道館アリーナ棟

11日(土) 新春琉舞名人選出演           国立劇場おきなわ大劇場

19日(日) 琉球舞踊保存会成果発表会(加那よー) 沖縄市市民会館

19日(日) 地謡部会研修(舞踊)は琉球舞踊保存会成果発表会参加のため中止

21日(火) 地謡部会研修(組踊)            国立劇場おきなわ稽古室

26日(日) 琉球舞踊保存会成果発表会(諸屯)     沖縄市市民会館

 

2014年2月

22日(土) 安冨祖流絃聲会師範 教師免許受験者指導  真玉橋公民館(予定)

 

2014年3月

1日(土) 安冨祖流絃聲会 歌三線部門 教師免許審査  真玉橋公民館(予定)

2日(日) 安冨祖流絃聲会 歌三線部門 師範免許審査

  •         安冨祖流絃聲会 器楽部門(笛 胡弓)師範・教師免許審査   真玉橋公民館(予定)

 

2014年4月

  •        平成25年度安冨祖流絃聲会会計監査
  •        役員会(平成26年度定期総会議案検討)
  •        評議委員会(平成26年度定期総会議案審議)
  •        琉球フェスティバル参加

 

26日(土)  平成26年度 例祭

  •         平成26年度定期総会

 

 

 

 

 

平成25年度安冨祖流絃聲会合同祝賀会が下記のとおり開催されます。会員多数の参加をお願いします

 

  •          記

日  時 12月12日(木)18時30分~21時00分

場  所 マリエールオークパイン

会 費 5,000円

 

受賞者および表彰者

① 西江喜春 相談役 平成25年度 春の叙勲「旭日小綬章」受賞

② 金城正二 師範  平成25年度 沖縄県文化功労者表彰

③ 宮城能慎 師範  平成25年度 沖縄芸能連盟功労表彰

④ 仲原善光 師範  平成25年度 沖縄芸能連盟功労表彰

平成25年11月2日(土)午後2時より豊見城市社会福祉センタにて、平成25年度 秋の演奏会が開催され、

第7回 安冨祖流小中校生コンクール合格者表彰、第48回 琉球古典芸能コンクール合格者の表彰などが行われました。

以下の曲を演奏し盛会裏に終了しました。

 

演奏曲

小中校生コンクール合格者による

渡りザウ、早口説、安波節

①、かぎやで風、恩納節、辺野喜節、ごえん節、揚作田節

②、謝敷節、平敷節、金武節、早作田節

③、作田節、十七八節

④、千瀬節、子持節、散山節、仲風節、述懐節

 

以下に演奏会の模様を写真で紹介します。

 

 

 

 

     

濱元会長挨拶

 

     

宮里副会長による開会挨拶

 

     

 

 

     

小中校生による演奏                                  小中校生による演奏

 

     

コンクール合格者表彰                               コンクール合格者表彰

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

照喜名朝一相談役による激励の言葉                      琉球新報社石堂事業局長による来賓祝辞

 

     

大山一郎によるコンクール合格者代表挨拶

 

     

相談役(玉城正治、大城助吉、照喜名朝一、西江喜春)               上地副会長による閉会の挨拶

の先生方による模範演奏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成25年度秋の演奏会について、詳細が分かりました。

 

1、  日時  平成25年11月2日(土) 14時~16時30分

 

2、  場所     豊見城市社会福祉センター

 

3、  演奏曲目

ア、かきやで風節 恩納節 辺野喜節 ごえん節 揚作田節

イ、謝敷節 平敷節 金武節 早作田節

ウ、作田節 十七八節

エ、干瀬節 散山節 仲風節 述懐節

 

 

4、  コンクール合格者表彰式

ア、第48回琉球古典芸能コンクール合格者表彰

イ、第7回安冨祖流小中校生コンクール合格者表彰

第48 回 琉球古典芸能コンクール笛部門の審査が8月5日(月)、琉球新報本社で行われ、最高部門2人、優秀部門5人、新人部門6人が合格されました。

合格者名簿は下記をクリックして下さい。

H25芸能コンクール合格者(笛部門)合格者名

 

審査講評 審査員(大湾清之、宇保英明、知念久光、喜舎場孫好、真地利尚)

・最高部門の合格者は、曲想ができていてキャリアを感じさせた。

・優秀部門はギリギリの合格者が多いので気を緩めないでほしい。

・新人部門に質の高い人が5、6人いた。今後が楽しみだ。

・落ちた人の中には、稽古不足というだけでなく楽器が悪い人もいた。

・地謡の歌三線が力不足で笛を合わせられないひともあった。歌う二人の声質が違うと、どちらに合わせていいかわからない。

 

 

※尚、今回、胡弓部門の応募者はありませんでした。

胡弓審査員 (東江粂雄、新城清弘、川平賀道、崎原盛勇、松田博治)

 

第48回 琉球古典芸能コンクール三線・安冨祖流新人部門の審査が8月8日(木)、優秀部門が8月13日(火)、最高部門が8月18日(日)に琉球新報本社で行われ、

新人部門に41名、優秀部門に21名、最高部門に7名の方が合格されました。

合格者名簿は下記をクリックして下さい。

 

H25芸能コンクール歌三線部門合格者

 

審査講評

新人部門 (審査員 上地正隆、瑞慶覧長仁、照喜名朝國、花城吉治、又吉由美子)

・歌が一本調子で節入りが感じられない。

・県外・海外の受験者は正しい母音の発音が課題だ。県内の受験者もうちなーぐちの発音ができなくなっている。

・喉で軽く歌っている人がいるが、腹から声を出して、高音、中音、低音の発声をしっかり訓練してほしい。

・テープレコーダに頼り師匠の前での稽古を怠ると、メロディーを覚えるだけになってしまう。

・三線は音つぼを正しく押えていない人がいた。

・〇拍子(休符)が抜けて演奏が速くなっている。

 

 

 

審査講評

優秀部門 (審査員 糸数一雄、金城 武、照喜名進、仲原善光、宮里敏則)

・県外からの受験者の合格率が高い。高得点者は女性に集中している・

・手様が入るべき所に入っていない。

・ニ揚の調弦が弱く(低く)、時間がかかりすぎている。左手の「老」の音の押さえが甘い。

・右手の弾奏は、爪を立てすぎて間違う人がる。もう少し寝かせると良い。

・歌の課題は「作田節」で「つぉん」と発音すべきなのに「ちょん」になっている。

 

 

審査講評

最高部門 (審査員 金城清雄、金城武信、玉城正治、西江喜春、濱元盛爾)

・全体的に稽古不足が目立った。「十七八節」だけでなく「今風節」、「仲風節」、「述懐節」も日頃から稽古を重ねて欲しい。

・ニ揚の音ツボガ安定しない人が多く、正確に歌ってもいい歌にならない。

・特に「仲風節」はニ揚げの代表的な独唱曲。自信を持って歌って欲しい。

・「今風節」の節入りが、しっかりしていない所がみられた。

 

平成25年7月27日(土)14時から真玉橋公民館において、第7回 琉球古典音楽安冨祖流小中校生コンクール審査が行われました。

奨励賞に28名、優秀賞に13名、最優秀賞に4名が挑戦し各部門とも全員合格しました。

このコンクールは、児童生徒への歌・三線の正しい指導と継承を通して、琉球古典音楽安冨祖流の普及・拡大を図るとともに、郷土に対する愛情と情操豊かな人間を育て、もっと広く郷土の芸能文化を担う人材育成を図ることを目的に毎年実施されています。

 

 

合格者名はこちらから→

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

   

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

      

 

 

     

 

 

   

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年7月26日(金)午後6時30分よりロワジールホテル那覇において第20回島袋光裕藝術文化賞の表彰式が行われました。

この賞は組踊や琉球舞踊など沖縄の伝統芸能の発展に貢献し、書家としても活躍した故・島袋光裕さんの功績を讃え、芸能と文化の分野で業績を残した個人や団体に贈られます。

20 回目の今回、安冨祖流から国指定重要無形文化財(組踊音楽歌三線)保持者で、琉球古典音楽安冨祖流絃聲会相談役として会員の活動にも大きな指針を示しておられる西江喜春先生に贈られました。

その他、琉球箏曲のルーツを求める研究が高く評価されている仲嶺貞夫氏、「江戸上り」の舞踊復元に注力された琉球舞踊の又吉静枝さんが表彰されました。

 

 

 

 

 

     

 

 

     

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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