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第54回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の安冨祖流三線・優秀部門が7月30日に、最高部門の審査が8月2日にありました。

それぞれの合格者名と審査講評を以下に紹介します。

 

三線・優秀部門

  審査員  新垣安弘、上間宏敏、照喜名朝國、渡名喜康広、仲嶺伸吾

 

審査講評

  全体的に落ち着いた演奏で良かったが、古典音楽特有の打音、抜音に課題が見られた。

味が出るおいしいところなので練習してほしい。先生の手をまねるだけでなく、きょうほんでの確認が必要だ。

歌は男性も女性も二揚で歌っていて良かったが、歌切れの間延びが所々あった。昔節は息の長い部分があるので

苦しくなる前に息を替える練習が必要だ。姿勢では目線が下がっている人が多い印象だった。

安冨祖流は師匠に相対して習うのが特徴だ。師匠に似ていると言われるまでまねることが大切だ。

弾いているのを見て師匠が誰か分かるくらいの学び方をしてほしい。

 

31名受験、21名合格、(合格率 67,7%) 棄権者2名、失格7名

 

優秀部門合格者名

  ・兼箇段 翔    (与那原町)

  ・宮平 美佐子   (那覇市)

  ・高橋 晶子    (那覇市)

  ・東條 隆     (東京都)

  ・玉城 郁乃    (糸満市)

  ・江田 みどり   (三重県)

  ・松田 幸枝    (那覇市)

  ・酒井 成美    (兵庫県)

  ・桃原 淳子    (南風原町)

  ・山本 昌平    (那覇市)

  ・古波鮫 朋子   (岡山県)

  ・漢那 林     (宮古島市)

  ・亀川 貴敏    (浦添市)

  ・渡辺 玲子    (愛知県)

  ・真玉橋 幸    (嘉手納町)

  ・徳村 律子    (宜野湾市)

  ・羽地 珠恵    (糸満市)

  ・一井 優花    (那覇市)

  ・小谷 優希    (南風原町)

  ・ゲスリング マイヤ (那覇市)

  ・山内 優子    (米国カリフォルニア州)

 

三線・最高部門

  審査員  糸数一雄、上地正隆、照喜名進、花城吉治、宮里敏則

 

審査講評

  「今風節」「仲風節」は、久しぶりの課題曲で難しい曲であったが、全体的によく歌っていた。

左手の手様がはっきりせず、節入りは単調だった。のど掛けもしっかりしてほしい。

「今風節」の特徴である〇拍子が少なく(短く)、師匠は気をつけて指導してほしい。

「仲風節」では、音つぼが合わないことが多かった。コンクールは最高賞で終わりだが、今後は師範免許を取得して

多くの弟子を育ててほしい。

 

13名受験、9名合格、(合格率 69,2%) 棄権者3名、失格3名

 

最高部門合格者名

 

  ・菅家 伸貴    (東京都)

  ・源河 利恵子   (那覇市)

  ・池間 隼人    (那覇市)

  ・我那覇 偉    (那覇市)

  ・黒島 健     (兵庫県)

  ・山城 健     (石垣市)

  ・泉谷 塁     (南城市)

  ・木村 智果    (東京都)

  ・仲松ライアン彌守秋(米国カリフォルニア州)

 

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